
約300年以上前、1687年に出版された井原西鶴の「男色大鑑」がBLアンソロジーになって現代に!
今の世にこそ問いたい、「衆道(しゅどう)」――。
その壮烈な愛のかたち。
『男色大鑑-武士編-』

あらすじ
井原西鶴が男色をテーマに描いた傑作短編小説集が今、BL漫画として現代に蘇る。 本武士編では、 面目や意気地のためには、命を捨てて顧みない武士たちの悲壮な恋を描く。 一人の美しい若衆をめぐって、朋輩の武士たちが恋のさや当て。 殿様が寵愛する美童に、家臣が決死の横恋慕。 恋の道を貫くために、 命をかけて愛し合う、男たちの生き様をご覧あれ!!
「男色大鑑」とは1687年(貞享4)に刊行された全八巻の井原西鶴による小説です。
前半の四巻までは武家社会の衆道(しゅどう)の世界をメインに、後半の五巻からは当時流行の歌舞伎社会をメインとした作品です。
今回は前半の武士編を気鋭BL作家陣がアンソロジー形式でコミカライズ。
参加している執筆陣にはオトノアヲさん、雁皮郎さん、九州男児さん、黒井つむじさん、時東穹生さん、眞山りかさん、宮木りえさん
装画はZAKKさんによるものです。

「待兼しは三年目の命」
九州男児
親友の念者に岡惚れ。美しい少年を取り合って争うはずが――!?

「東の伽羅様」
眞山りか
恋知らずの神童が旅人に一目ぼれ。恋い慕うあまり、魂が身体を離れ――。

「色に見籠は山吹の盛」
雁皮郎
美しい若衆に一目惚れ。参勤交代にも付いていくほど惚れぬいて!?

「夢路の月代」
オトノアヲ
偶然の出会いが運命の恋に。だが想いを遂げられなったその時――。

「嬲りころする袖の雪」
時東穹生
つまらない嫉妬から始まったいたずらが、いつしか苛烈になり――。

「詠めつゞけし老木の花の比」
黒井つむじ
故郷を捨て、二人でいる道を選び、老いさらばえてもなお鮮やかな恋。

「垣の中は松楓柳は腰付」
宮木りえ
病床に伏せる若衆をただそっと見守り続ける侍。想いは届くのか――?
『男色大鑑-武士編-』
は明日14日B’s-LOVEY COMICSより発売です!

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